はじめに 

下町古典酒場をめぐり続けています。

仕事を終えて、昭和の香りが残る下町酒場で軽く1人呑み・・をライフワークに、心和める酒場を求めて暖簾をくぐり続けています。

後継者不足、チェーン居酒屋の乱立などで、どんどん減りつつある古典酒場。

そこで味わった人情や風情、料理など・・・お店も、そして自分の記憶も、消えてしまわぬうちに、

「覚え書き」としてここに残そう。  平成22年2月15日

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                                        (赤羽OK横丁にて)

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「小島屋」(堀切菖蒲園)

<2011>5/7(土) 

さて今宵は京成線、堀切菖蒲園です。

北千住、南千住、曳舟あたりでは、たびたび酒場漫遊をする私ですが、ここ堀切菖蒲園は最近まで未踏の地でした。
今春、酒縁親友のSG氏が脱サラされ、彼が生まれ育ったこの街で焼鳥店を始められる事になり、開店前、新規開店後と最近ちょくちょく訪れています。

その度にぶらっと立ち寄る店が、こちら【小島屋】です。201105_045_2 味わい深い店構えが素晴しいです。そして『元祖』の文字が♪

さて、ここからは、最近数ヶ月分の画像をおり混ぜて掲載します。ご了承下さい。

暖簾をくぐると、まさに下町酒場を絵に描いた様な風情のあるしつらえ。
201105_004『いらっしゃーい』 若女将の優しいもの腰に癒されます。

さっそく、いわゆる『元祖』ハイボール(300円)をいただきましょう。
201105_005 美しい曲線の専用グラスに、予め鉄瓶にて天羽(割り用シロップ)で割った焼酎が注がれます。
そこによく冷えた炭酸をいっきに注ぎ入れ、レモンスライスをはらり。『ハイボール』の完成です。

氷なしのグラスに強めの炭酸というプチプチ感がここ【小島屋】のハイボールの特徴です。
強発泡でファンの多かった炭酸水「ニホンシトロン」の廃業後、興水舎製の「吾妻炭酸」(墨田区吾妻橋)を使われている様です。

それでは、おかず選びましょう。
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季節もの、本日のおすすめはホワイトボードに。
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訪問ここ数回分の画像で、一気にメニューを紹介しましょう。

「にら玉」(300円)です。玉子大好きな私、このトロふわシャキがたまりません。
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もっとお奨めなのがコレ!「玉葱たまご」(300円)デス。
玉葱の甘みとシャッキリ感&とろっとろ玉子のマリアージュ。もちろん「ハイボール」で流します。
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「なまこ酢」(300円)です。上燗の「菊正宗」(350円)が進み過ぎマス。
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これ何だか忘れました・・。
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「なまあげ」(300円)。揚げたてお豆腐がカリふわ。こちらも人気メニューです。
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「煮込み」(350円)。合わせ味噌仕立て、優しい味。
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「湯豆腐」(300円)
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人懐っこい大女将と世間噺し。そして若女将の常連・イチゲンへの分け隔てない優しさがいい。
201105_006大女将は50年前の昭和36年、埼玉県の春日部からここ堀切菖蒲園【小島屋】に嫁いで来られました。
私「50年前、どうして小島屋に嫁に来たのですか?」という大きなお世話な質問に、
女将「駅から近くて、その日食べるものと日銭に困らないからだよ」っとニッコリ。。

3月の東北での震災の折には、道行く帰宅難民の人々に向けて、店頭で炊き立てのオニギリをふるまわれたとの事。

いろんな苦労を乗りこえてきた大女将と小島屋だからこその思いを感じました。

この居心地の良さ。会社とも自宅とも離れた、アウェイの街に来ていながら、静かな酔いにまかせ、時間がゆっくりと過ぎて行きます。
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壁には大女将となぎらさんの写真が。
201105_042      お二人ともカワイイ笑顔です。

下町ハイボールを5杯程呑んだ頃を見はからい、大女将がツカツカと近づいてきます。
201105_015 「ウコン」粉末のサービスでした。。

落ち着いて心地よく酔えました。 いやぁ~【小島屋】好きだなぁ。

週末の宵の口、佳い酔い加減でここから目指すは2軒目です。

さて、親友SGさんが駅前に開業した焼鳥店、「よつは」へ向かいましょう。

 

おわり

【小島屋】東京都葛飾区堀切5-3-11(京成線)堀切菖蒲園駅徒歩2分
03-3601-1852
17:00-21:00
日・祝 休み
食べログhttp://r.tabelog.com/tokyo/A1324/A132403/13090521/

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「初恋屋」(田端)

12/14(火)

さて今宵はJR山手線、田端駅すぐ、魚河岸料理【初恋屋】です。
実はここ【初恋屋】、2011年4月末をもって、ご夫婦が引退され、お店を他の方に譲られるとの事。
最近それを聞いてから、月一のペースでお邪魔しています。

20103_322駅北口から4分、【初恋屋】に到着です。

ご主人と女将さんが初恋同士で結婚されたところから、この屋号になったと言う、何ともロマンチックな居酒屋さんです。

友人と3人で伺ったので、キンミヤをボトルでお願いし、さっそくホッピーで乾杯です。

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つまみは、何といっても、ダイナミックな盛り付けが自慢のお刺身から。

中トロ、しめ鯖、カンパチ、青やぎ、(各400円台~500円)を盛り合わせてもらいます。

60526330v1297733718 お刺身を注文すると、人数分の軍艦巻きが付きます。

ご主人に聞いてみると、お酒を飲む前に銀シャリを少し食べておくと、二日酔いしないから、との事です。

商売上は、いきなり白米を出さない方が・・・、とも思うのですが、お客さんの身体を大事に思う、

店主と女将の優しさの一品なのでしょう。


つづいて名物『ヒレカツもどき』。

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絶妙な揚げ具合のヒレカツもどきな「マグロカツ」です。

衣サクサク、中身はジューシー(ヒレカツより旨いかも)。
4個で350円がデフォルトですが人数に応じて個数は自由にアレンジできます。



お魚を焼いてもらいます。刺身をおろしたあとの、中落ち部分と頭の部分を選べます。

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サイズの合うお皿が無いので、マナ板に乗っかって登場です!軽く全長30センチ以上はあります。

20103_318食べ応えあります!

 

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三角形の店内は、カウンター8席程と、小上がり座敷が3組、テーブル席が10人程度のキャパです。

ほぼ満席の店内、厨房、ホール含め、ご夫婦お二人だけでテキパキとお仕事をされています。

品書き、メニューを撮影出来ませんでしたが・・・、

アラ大根(300円)
まぐろカマ焼き(300円)
ポテトサラダ(300円)
ひれかつもどき(350円)
チューハイ他(250円~300円)
日本酒(月替わり吟醸酒2合580円)

っと、ボリュームたっぷりの手作り料理がリーズナブルな価格でいただけます。


いい感じに酔いもまわってきた所で、こちらも名物『ネギマ鍋』。

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豆腐、ネギ、大ぶりな鮪がゴロンゴロンと迫力満点。アツアツたっぷりです。。

あっさり味のシンプルな出汁に、魚の旨みがしっかり出ていて、言う事ナシの逸品です。

ご夫婦お揃いで、色違いのTシャツがまた素敵なんです。

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注文を通す時など、『ままぁ・・・』『ぱぱぁ~!』と呼び合うお店主と女将、お二人とここ【初恋屋】でお会いできるのもH23年4月末までです。

東の「初恋屋」、西の「川名」、などと居酒屋通の方々に言われているだけに、料理、店のしつらえ、接客はもちろんの事、言葉では言い表せない、味わいのある大衆酒場の空気感を堪能できる【初恋屋】。

「こんな素敵なお店とは、もう出会えないんだろうなぁ・・・」

ラストとなる4月末まで、できるだけがんばって通ってみたいと思います。201010_047 身体も心もしっかり温まったところで、今宵はここ、【初恋屋】一軒でお開きです。

(おわり)

2011.7月追記・・・2011年5月より、引き継がれた若夫婦が、メニュー、値段、味ともそのままに、

立派に暖簾を守っています。


【初恋屋】東京都北区東田端1-12-1  JR田端駅徒歩4分。
03-3800-8278 (3人以上の場合、予約をお薦めします。)
17:00~23:00
土曜 日曜 休み(土曜営業の場合あります)
食べログhttp://r.tabelog.com/tokyo/A1323/A132301/13026459/ 

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「まるます家」(赤羽)

11/17(水)

さてご存知、赤羽一番街【まるます家】です。
20年ほど前、この店から徒歩2分の所に2年間住んでいました。当時は朝から(9時より営業)呑んでるお客さんを横目に、店前を通り過ぎるだけでしたが、酒場巡りを本格化させたここ数年はけっこう通っています。

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昭和25年創業。赤羽一番街の中心に位置する【まるます家】。赤羽の老舗酒場として60年の歴史を誇る名店です。

行列待ちを覚悟して来ましたが、今夜はうまい具合すんなりに入れました。

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呑みの方はまずこれ。「ジャン酎」(ジャンボ酎ハイ950円)から頂きます。
焼酎入り(7%)でたっぷり1リットル。ジョッキにしっかり4~5杯分!お得です。。

ここ【まるます家】では「酒類は一人三本まで」とのローカルルールがあり、壁に掲示もしてありますが、流石にこのジャン酎を一人で3本呑んだ猛者はいらっしゃらないそうです(笑)

アテは牛スジ煮込み(450円)から。

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たっぷりの根野菜に豆腐、ごろんごろんと柔らかくて大ぶりの牛スジ肉が入り、ボリューム満点です。

秘伝の出汁のまた旨いこと。。

 

100種類程あるメニューから次のツマミを選びます。

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季節ものメニューや日替わりサービス品は厨房手前の壁に掲示されています。

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新鮮な上物の「まぐろ刺し」と、

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旬のカキフライをもらいます。

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サクサクの衣の中に、肉厚でクリーミィな牡蠣がジュワーと。。

そして定番、鰻かぶと焼き(2串300円)に山椒をたっぷりかけて。

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うなぎの旨みとタレの味がたまりませんね。

【まるます家】さん、いわゆる激安居酒屋ではありませんが、素材、味、ボリュームどれをとっても本当にハイレベルです。

そろそろ熱燗が欲しくなります。

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富久娘(通称かわいこHOT)350円。

 

お店の作りは、大きなコの字カウンターが二つ、左端に4人がけテーブル席が3つ、二階は広いお座敷(予約可)となっています。

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カウンターはベテランのお姉さんが数名。笑顔と活気に溢れた客さばきが見ていて気持ちよいです。

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さて沢山いただいた所で、〆の逸品に参りましょうか。

スッポン鍋(750円)です。

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ぷるんぷるんのゼラチン質の部位と、シッカリした肉質の部位が入っています。

そして他の具材もたっぷり入ってこのお値段は破格ですね。

上品な味付けだからこそ、スッポンの旨みがシッカリ味わえます。

そして、、ご飯と卵もお願いしちゃいました。

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熱々の雑炊。

こちらもアッサリしつつ、複雑で濃厚な旨みが拡がります。

雑炊のお供に、胡瓜のお漬物をもらいます。

201110_025これまた美味い。

余談ですが40年以上前、当時人気の映画、森繁久彌さんの駅前シリーズ「駅前開運」では、ここ赤羽が舞台となり撮影されています。

【まるます家】の店名は伏せて、池内淳子さんが働くうなぎ屋として登場しています。

2階座敷を、役者さんの着替えや休憩場所として使われたとか。

こんな映画です「駅前開運

さてさて閉店時間が近づいてもお客さんはまだまだギッシリです。

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2010年2月、このブログを始めるにあたって、掲載したい店として、ここ【まるます家】を含む数軒を最初にイメージしました。

そんな中、お店には通いつつも、もう少しブログ慣れしてから・・・、とか自分に言い訳をしながら今日までズルズルと先送りしてきました。

名店ぞろいの赤羽とは言え、ここを載せてしまったら「赤羽編それで好し、完結!」となっててしまいそうな気がして・・・。

そんな大好きな店、【まるます家】の紹介でした。

おわり

【まるます家】 JR赤羽駅 北改札口 東口 赤羽一番街徒歩2分
東京都北区赤羽1-17-7
03-3902-5614
9:00~21:30
月曜日 休み
食べログhttp://r.tabelog.com/tokyo/A1323/A132305/13003778/

赤羽一番街HPhttp://www.1bangai.org/marumasu.html

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「BERG(ベルク)」(新宿)

10/22(金)

新宿のカフェスタンド【ベルク】の紹介です。【BERG】と書いて【ベルク】と読みます。

週末の金曜日、仕事を終えての帰り道、真っ直ぐ帰るのも何だし・・・軽く一杯ひっかけて帰ろうかなとブラリ新宿へ。

そうだ久しぶりにあの店に行こう。という事でJR新宿駅東口改札からアルタ方向へ20秒、

有料トイレの右隣、富士蕎麦向かい【ベルク】到着です。

Photo

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サーバー前でビールをもらい、隣のレジで会計を済ませてから、カウンターのスタンディングスペースを確保します。201010_007

喫茶・食事客がテーブル席、ひとり客&飲酒客がカウンター、と大ざっぱな棲み分けがあります。

まず呑みの方は、『サッポロ・エーデルピルス』(409円)から。

201010_005 旨いです。このビールは一般売りしておらず、飲食店でもめったにお目にかかれません。

通常のビールの3倍のホップ(チェコ・ザーツ産ファインアロマ)を使用とのこと。

ツマミには柿ピーを貰います (100円)

東口改札を出て徒歩20秒。ここ【ベルク】は新宿駅から最も近くて、早く(朝7時~)からやってて、安くて(生ビール315円)、旨い(料理もお酒もバツグン)お店デス。

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新宿駅ビル構内、そしてカフェ兼スタンドバーという事で、新宿らしい様々なお客さんが入れ替わりやって来ます。
学生、OL、サラリーマン、主婦、お年寄り。
食事してる人、お茶してる人、お酒呑んでる人。

人生いろいろ、人種も様々です。

メニューもいろいろ。ホント、カフェとは思えない品揃えです
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他にもビールに合うツマミがたくさんあります。

さて生ビールのおかわりを選びましょう

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2杯目はベーシックな『生ビール』(315円)をもらいます。

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ここ【ベルク】は定番の生ビールの他、今はベルギービールイベント、他にも日替わり純米酒・グラスワインなどがあり、盛りだくさんのお酒の企画が楽しいです。201010_011

開業以来ほとんど改装せずに20年、70年代ロックの流れる店内は、ノスタルジックな空気感が漂い、猥雑なこの街の色彩に溶け込み、独特の味わいがあります。

201010_008様々な人種で溢れかえり混沌とした店内に、ひとり飛び込んで混ざり合い、そこに身を委ねれば、喧騒もいつの間にか心地よいBGMと化します。

静かな場所で呑むよりも、何故か心静かに落ち着けたりします。

「見知らぬ群集の中に紛れ込む」。これが下町酒場と異なる、都会の酒場で呑む醍醐味かと思います。

現実逃避願望の一種なのかな。。

ここ【ベルク】、貸主からの立ち退き指示があり、賃貸借トラブルが続いているとの事。

この立地に、この店があるという奇跡。どうかこの場所で、末永く営業を続けてもらいたいものです。

201010_001 さて週末の一軒目、旨い生ビールを2杯楽しめました。

気ままな週末ひとり呑み、【ベルク】をあとに、行き先は決めずにブラブラと歩き始めます。

おわり

【BERG(ベルク)】JR新宿駅 東口改札 徒歩20秒
03-3226-1288
7:00~23:00
無休

食べログhttp://r.tabelog.com/tokyo/A1304/A130401/13004332/

おつまみhttp://www.berg.jp/menu/teibanotsumami.htm
ビールhttp://www.berg.jp/menu/teibanbeer2.htm

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「カブト」(新宿)

9/17(金)

外出先で少し早めに仕事が終わった日は、なるべくその街の酒場に立ち寄ります。
今日は新宿。久しぶりに、ひとり思い出横丁へ。

Photo
ウナギ串焼きの店【カブト】、到着です。

今年3回めの訪問。いやーいつ何時に来ても大盛況ですね。

昭和28年創業、この思い出横丁で60年近い歴史を持つ老舗店です。

注文は「一通り」と呼ばれるウナギ串のコースをたのみます。
5種類(エリ2本、ヒレ2本、肝1本、蒲焼1本、レバー1本)計7本(1430円)。
希少メニューのレバーは単品では品書きに無く、この「一通り」のみで頂くことが出来ます。

レバーは17時までには売り切れてしまい、他の串に替わるのでレバー好きの方はお早めに。Photo_8

ベストアングル! 我ながらいい写真が撮れました。(携帯のカメラですが・・。)

飲みはキリンラガーからスタートです。
串はまずエリ2本、ヒレ2本が届きました。

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エリ焼きはウナギの首の廻りの肉を集めてあり、魚で言うカマの部分に近く、凝縮された旨みが、一通りコースの一本めにふさわしい味わいです。
ヒレ焼きはウナギの背びれをクルクルと串に巻いてあり、タレがシッカリ絡み、脂分と交じり合い、トロッとした旨みがビールにしっかりよく合います。

続いて蒲焼きです。

Photo_3 おなじみの旨さです。 鰻もさることながら、タレの旨さがタマリマセン。

Photo_4 さてさてコチラが売り切れ御免の「レバー」です。
意外としつこくなく、適度なコクがタレの旨みと相まってこれまた旨いこと。

あれこれウナギの部位を食べ比べつつ、それでは次のお酒を頼みましょう。
Photo_5 キンミヤ(350円)です。
ナミナミと入れられた25度焼酎をひと口すすり、醤油刺しに入った「梅エキス」を注ぎ足し、
「キンミヤ梅割り」の完成です。ちなみに梅エキスは無料&無果汁です(笑)

梅割りは最近扱う店が増えましたが、【カブト】の場合、昭和20年代、日本酒やビールが高値で、舶来の葡萄酒やウイスキーも憧れだった時代から始まり、今に至るまで続いています。

さてさて、お腹も酔いも、好い感じで落ち着いてきたところで、勇気を出して店内撮影です。
Photo_6 お客さんが一巡して少し空いてきました。常連さんが居心地良さげに楽しまれています。

53885581_orgv1298248519 焼き台の真上の照明は見ての通り、傘、コードとも真っ黒です。
ウナギの脂とタレで燻された煙に、路地裏の埃も混じり合い、堆積したその様には長い歴史を感じます。
ここに来る酔客達の笑顔やそして無情をも、50年以上にわたり照らし、天井から眺めてきたのでしょう。

鰻づくしの「一通り」とキンミヤ梅割りに大満足の夕方6時。

心優しい【カブト】のオヤジさんにご挨拶をして、思い出横丁を後にします。
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さて2軒目は何処へ行こうか・・・・。

(おわり)

【カブト】 JR新宿駅 西口徒歩2分

東京都新宿区西新宿1-2-11 思い出横丁

03-3342-7671

14:00~21:00

日曜・祝日 休み

食べログhttp://r.tabelog.com/tokyo/A1304/A130401/13006700/

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「大島や」(月島)

9/4(土)その①

出勤日の土曜日、早めに仕事が片付いたので今夜は月島へ呑みに出ました。

月島好きで、この地をメインに酒場めぐりされている酒友(M氏)に合流させていただき、名店ひしめく月島呑みのスタートです。

一軒目は駅からすぐの【大島や】さんです。吉田類さんを通じて知り合って以来の酒場仲間、M氏の行きつけとのこと、とても心強くそして楽しみです。

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【大島や】さん到着です。

693まずはキャッシュオン方式の会計に備え、コイン皿の下にとりあえず千円ずつお札をおきます。

2軒隣の老舗の酒屋さん、『大島屋』の息子さん夫婦が経営する立呑み【大島や】、30代とお見受けする店主がお店を開かれて10年そこそことのこと。

最近、昭和レトロ『風』な店が多い中、こちらのお店は本物の風情を感じさせる味わい深いつくりです。

飲み物はホッピー(400円)から。3冷しかもシャリキン(焼酎がフローズン)です。

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それではメニューをじっくり拝見しましょう。。

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豊富なメニューはいわゆる角打ち(酒屋併設の立ち飲み)の枠を超え、旬の食材をヒトヒネリしたものばかり、しかも安い。呑ん兵衛心を知り尽くした、この品揃えセンスには脱帽です。

この月島の地で、名酒場や酔客の嗜好を見ながら育ったであろうマスターの感覚、お若いのにサスガです。

まずは冷やしトマト、豚肉とオクラのカレー炒め(250円)をもらいます。

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こくこくと3冷ホッピーを頂き、続いてオカワリは、こちらもシャリシャリの3冷黒ホッピーです。

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鳥ささみの辛味野菜ポン酢(250円)。今日も暑かったからサッパリと。キンキンの黒ホッピーで流し込みます。

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いい感じ酔ってきた所で、そろそろ日本酒にシフトです。

さすが酒屋さんだけに豊富な品揃えのお酒から菊水を選び、ヒヤでもらいます。

ダブル表面張力。。696

705 アテにはナスの肉味噌チーズ(300円)。アツアツで美味です。

菊水辛口はツマミの相性に関する守備範囲が広く、しっかり好く合います。

15人程キャパの店内は地元の常連さんで占めていますが、常連さんだけで盛り上がってる風でもなく、一見客も落ち着いて居心地良く呑める空気感が漂っています。

小一時間の滞在。お客さんも一巡して店内は静かな雰囲気に。この古時計がまた渋いです。

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常連の70代のお父さん。ボウタイにベレー帽がお洒落で呑み方もスマート、素敵です。

昔の月島の様子など、いいお話しをたくさん聞かせて頂きました。

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さて土曜の夜20時。

店、酒、つまみ、人・・・立ち呑み【大島や】さんには大満足。

月島では比較的新しい酒場ながらも、【大島や】がこの地を代表する名店の一つに数えられる所以がわかりました。

今宵も好い酔い加減で、さて2軒目は、、もちろん【岸田屋】さんへ向かいましょう。

つづく

【大島や】月島駅 (大江戸線・有楽町線 徒歩1分)

東京都中央区月島1-4-1

03-3531-1331

17:40~22:00

日 祝 休み

食べログhttp://r.tabelog.com/tokyo/A1313/A131302/13028725/

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「岸田屋」(月島)

9/4(土)その②

さて、月島に詳しい酒友M氏との月島ハシゴ酒もいよいよ2軒目です。

大島や】さんを出て清澄通りの裏手、いわゆる「もんじゃストリート」を抜け、名店【岸田屋】到着です。

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まずは瓶ビールと『牛煮込み』(450円)をもらいます。

720これが東京三大煮込みと称される【岸田屋】さんの牛煮込みです☆

シロ、フワ、ナンコツ、スジなど、丁寧に下処理された牛モツの様々な部位が秘伝の出汁でトロットロに煮込まれ、複雑で濃厚な旨味が拡がります。

昭和初期創業、風格のある重厚なつくりの店内は、この店が歩んできた歴史を感じます。

優しい手触りの、ぶ厚い一枚板のコの字カウンターの先には、女性だけで切り盛りする厨房が見えます。716店内のしつらえはとても味わい深く、都内屈指の古典酒場としての風格さえ感じます。

この重厚さとはウラハラに、ここ【岸田屋】には女将さんや娘さん達の、敷居の低いもてなしの心が溢れています。これが長く愛され続ける【岸田屋】の繁栄の所以、礎なのでしょう。717_2 裸電球がいい味出してますね。715 伝統や看板に甘んじず驕らず(そして媚びない)、酔客を優しく包み込む女将達の笑顔には、どこか十条【齊藤酒場】に通ずる接客オーラを感じます。

次は、こちらも岸田屋名物『肉どうふ』(600円)です。甘辛く煮込まれた牛バラ肉と豆腐にシャキシャキの長ネギ。「美味い」の一言。。。723

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辛口の熱燗に良く合います。

女将からのサービスでイワシの煮付けが届きました。上品な味付けにショウガ風味が旨いです。。

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酔いも、お腹もいい感じに満足してきた所で、そろそろ〆の逸品です。

【つみれ汁】(280円)です。726 シンプルながら、身体が求めてる味がします。まるで一週間の仕事の疲れを丸ごと癒してくれる様な気さえします。この一杯、、タマリマセン。

いや~来て好よかったぁ。。

アウェイ月島の夜。大満足のハシゴ酒となりました。。酒友Mサンありがとう。

午後10時。月島もんじゃストリートを抜け、今宵は少し早めの帰宅を目指します。711_2

次回は、もんじゃも食べてみたいなぁ。

おわり

【岸田屋】月島駅・勝どき駅 徒歩5分
東京都中央区月島3-15-12
03-3531-1974
17:00~21:30(L.O)
日曜・祝日 休み

食べログhttp://r.tabelog.com/tokyo/A1313/A131302/13002239/

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「富士屋本店」(渋谷)

8/24(火)

ただいま編集中です。

間もなくの公開です。

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「高木」(西巣鴨)

7/24(土)

週末の土曜日、今日はもつ焼きの老舗店、西巣鴨【高木】へ。一年ぶりの訪問です。

大正11年(1921年)創業、90年の歴史をもつ、都内でも有数の古典酒場です。20103_291風格のある暖簾をくぐり、重厚な引き戸を開け入る瞬間には、何だか自然と背筋がぴりっシャンっとします。

【高木】さんは昨年夏、2代目のご主人が他界され、現在は3代目の店主が、お店を営まれています。

斎藤酒場のレジ横常連さん席にて、時々ご一緒する私の酒場友達が、偶然にも今のご主人と学生時代からの親友とのことで、昨夏に続き今回も座席を確保して下さり、ほかに下町飲み仲間も3名集まり楽しい酒宴が始まりました。

最寄駅西巣鴨ではなく、板橋駅から15分の徒歩ルートで来たので、喉もカラカラ、まずはビールで喉を潤します。20103_294

そして【高木】名物の煮込みを貰います。お好みでキザミ玉葱をのせます。

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しっかり下処理された豚もつが秘伝のスープでじっくり煮込まれ、旨みたっぷり。

続いて、焼き物は、アブラとシロをタレでいただきます。

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絶妙な焼き加減のモツに、代々注ぎ足された秘伝のタレが絡んで、こちらもゼッピンです。

ビールの次は、何といってもこれ。【高木】名物「牛乳割り」です。50年前に常連さんの要望で始められたメニューらしいです。

20103_300昔懐かしい瓶入りの明治牛乳と、なみなみと注がれた焼酎とをお好みで割ります。

瓶の牛乳、コップの焼酎、ブレンドする為のコップ、全てキンキンに冷えています。「3冷ミルク割り」と名づけましょうか。。

煮込みやモツ焼きを頂きながらの牛乳割りは、本当によくマッチしてコクコクといくらでも入ります。

牛乳の飲み口がマイルドなので、焼酎はほどほどの適量にしないと、酔いが突然来てしまいます。

要注意です。。

メニュー、品書きはこんな感じ。20103_301

昨年他界された先代ご主人のお兄様は、声優の故・高木均さんとのこと。
「ムーミン」パパや「銀河鉄道999」のナレーションで活躍された名優です。

さて、店内はといえば、地元の常連さんでいつの間にやら満席です。20103_303

常連の皆さんは自由に寛ぎつつも、長年の歴史に培われた、このいい意味で張り詰めた空気を、無意識の中で尊重しながら呑まれている印象です。

混雑も一段落して、バイトのお姉さんもちょっとひと息。

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焼き場です。数十年間注ぎ足しで使い込まれた秘伝のタレのカメです。

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さてさて、煮込み、焼きとん、牛乳割り、味わい深い店の雰囲気、と良い事ずくめの素敵な時間を過ごせました。

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それでは、人の好いマスターにご挨拶をして、そろそろお勘定です。

今宵も好い酒です。2軒目は東十条「花ぼっくり」へ向かいましょう。

【花ぼっくり】は既載店なので割愛します・・。

(おわり)

【高木】 西巣鴨駅徒歩7分 板橋駅徒歩15分

東京都北区滝野川7-47-1
03-3916-1750

17:00~22:30(L.O)
日曜・祝日
食べログhttp://r.tabelog.com/tokyo/A1322/A132201/13023630/

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「屋台」(竹橋)

6/29(火)

平日の火曜日、久しぶりに夜風を浴びながら「屋台」で飲みなぁ・・・という気分になり、竹橋の【屋台】に立ち寄ることに。

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屋号のない、人呼んで【屋台】、

地下鉄東西線「竹橋駅」を出て、飲み屋など全くないオフィス街の路地裏、首都高速の高架下でひっとりと営業されています。

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普通の屋台と違うのは、コダワリぬいたこの手作り料理の数々。

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まずは、赤ワインをボトルで。 お料理はジューシーな厚切りの自家製ベーコンから頂きます。

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続いてウインナー炒め。付け合せの手作りポテトサラダがまた旨い。

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焼きそば。野菜たっぷり、麺はモッチリです。

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ワインも空いた所で次は日本酒です。 秋田の酒「高清水」をぬる感で。グラスにすり切りでたっぷりと。

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グラス越しに映る、向こうのお客さんの笑顔がいいですね☆

ここで本日のメイン、店主お勧めの和牛カルビ焼きを頂きます。

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いやはや、、これは屋台にいる事を忘れてしまいます・・・。。

 

仕上げの〆はチャーハンで。

20103_230シンプルながら、完成度の高さにまたびっくり。

【屋台】、目立たないこの地で、看板も掲げず約20年間も繁盛を続けているのも、伺って納得です。
店主の人の好さ、そして料理への並大抵でない拘りに脱帽です。

20103_222都心のど真ん中にいる事を忘れてしまうこの空間。

竹橋【屋台】、下町酒場ではありませんが、ほっとひと息つける最高の時間を過ごせました。

東京都千代田区一ツ橋1-1 パレスサイドビル裏
21:30頃~3:30頃
土日祝 休み

 

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